真紅の宮殿、首里城
かつて琉球と呼ばれていた沖縄。日本のはるか南、ひとつの国として中国と密接な関係を持ちながら、東南アジアの国々や日本と交易し栄えていました。その王国の象徴でもある首里城は、琉球王国の歴史を語るうえで大変重要な役割を持っています。首里城正殿は太平洋戦争で消失してしまいましたが、戦後1992年に復元されました。2000年には首里城跡として世界遺産に登録されたことで注目度もアップし、沖縄旅行の際には、一度は訪れてみたいと誰もが思う場所ではないでしょうか
首里城は、琉球王国が建国される前に建設され、内乱などで全焼・再建を繰り返しています。
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首里城は、沖縄県那覇市首里にある首里城公園内にあり、海外貿易の拠点であった那覇港を見下ろす小高い丘の上に立っています。首里城や周辺施設を含めて首里城公園といい、無料エリアと有料エリアがあります。
緩やかな坂道を登っていくと、はじめに守礼門(しゅれいもん)が見えてきます。二千円札紙幣の絵柄にもなっている、沖縄の文化遺産を代表する有名な門です。「守礼(しゅれい)」は「礼節を守る」という意味で、門には「琉球は礼節を重んずる国である」という意味の額が掲げられています。そこから歓会門をくぐり階段を上っていきます。さらに瑞泉門などの門をくぐって首里城正殿へと上がります。
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そして、いよいよ首里城正殿へ。ここからは有料エリアとなります。門をくぐると、まず目に飛び込んでくるのは赤い宮殿。3階建てで、1階は国王が政治や儀式を執り行う場所、2階は国王や親族、女官らが儀式を行う場所。3階は通風のために設けられた屋根裏部屋になっているようですが、正確な使途は不明です。正殿の前には、首里城の中心部である御庭(うなー)と呼ばれる広場があります。そこは当時、年間を通じて様々な儀式が行われていた場所です。 赤と白の色違いになっている地面は、儀式が行われた際に、地位の順に並ぶことが出来るような目印になっていました。中央の正殿へと続く赤い道は、国王や中国からの使者など限定された人のみ通ることが許されていました。正殿内部は、日本の建築様式と中国の宮廷建築を取り入れた、絢爛豪華なデザインになっています。
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首里城正殿を堪能したあとは、ぜひ「西(いり)のアザナ」という展望台に立ち寄ってみてください。那覇市内や港が一望でき、遠く水平線上に慶良間諸島などが展望できます。ここから見る景色は本当に素晴らしく、昼間のキラキラと輝く美しい海も夕陽が沈んでいく海も眺めるのに最高です。
首里城公園には年間250万人、1日平均6800人が訪れます。朝と夕方には団体客が集中するので、訪れるなら午前11時から午後2時頃がおすすめです。比較的団体客が少ない時間帯なので、ゆっくりまわることが出来ると思います。また、日没から24時まで毎日、首里城の城郭がライトアップされます。昼間とは違った幻想的な雰囲気を醸し出す首里城はとてもロマンティックなので、時間があればぜひおすすめしたいです。
首里城公園では、年間を通じてさまざまなイベントが開催されています。特に秋に行われる首里城祭では、沖縄の伝統芸能や冊封使行列・冊封儀式をこの首里城公園内にて行います。那覇市のメインストリートである国際通りにて、豪華絢爛な琉球王朝絵巻行列を行っています。一般公募で選ばれた国王・王妃とともに、総勢約千人が繰り広げる伝統芸能行列の世界は華やかで圧巻です。
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